嫁と私
- 作者: 高橋愛子
- 出版社/メーカー: コスモ21
- 発売日: 2013/03/15
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私たちは交際三年、結婚三年目。
共働きで子供なし、家事は分担。
日常会話はこんな感じです。
↓ ↓ ↓
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※「 」内は嫁の言葉です
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嫁はオタクなの?
「うーん、どうなんだろう。オタクじゃない?」
んー、それは…
私はオタクなんかじゃない、ってこと?
私はどっちかといえばオタク、ってこと?
「どっちかといえばオタク、だよ。でもね、いいオタクなんだよ私は」
なんだよいいオタクって
「ほら、見た目に気を使っているというかね、
おしゃれ好きじゃない。
そういうのがいいオタクなのよ」
(たしかに嫁はセンスの良い服装が多い)
じゃあ逆に見た目がアレなオタクっていうのは…
「悪いオタクだね(キッパリ)」
見た目が悪いっていうとあれかな
チェックのネルシャツに
ケミカルウォッシュジーンズ
そして靴はダンロップ的な?
「そうそう、バンダナとリュックで完璧ね」
でもさ、今もそんな格好のオタク、いるの?
「いるんだよこれが。
今は全身黒ずくめなオタクもいるけどね」
なあ、嫁は″いいオタク″なんだろ?
なんで″悪いオタク″のことが分かるんだ?
「そりゃあ私も昔は腐ってたからね」
え、そんなにヤバかったの?
「中学の時が全盛期で腐ってたね」
どうしようもなかったの?
「どうしようもなかったね」
よく真人間に戻れたね
「高校生になったときね、目覚めたんだよ」
なにかキッカケがあったの?
「なんかね、運動系の部活に入ってね
一般の人にオタ話をしてはいけないんだって
本能的に気づいたんだよね」
おー、よく気づけたね!偉いよ!
「偉いよねわたし」
そこから改心したんだね
「いやー、改心はしてないんだよ」
ん?
「そこからは脳内でカップリング成立させて
ウハウハする特技を編み出したんだよね」
おっ、おう…
「でも脳内で全て済ませるから、
回りに迷惑かけてないよね。完璧っしょ」
あー、そういうものか
「誰も傷つけない」
誰も不幸になってないな
「そういうこと」
そんな嫁は
「良いオタク」
- 作者: ふじた
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2015/04/30
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